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海外の子育てはどんな違いがあるのか?

欧米諸国の子育てと日本を比較すると様々な違いがあります。
日本は公共の移動手段で赤ちゃんが泣いたりすると、お母さんが周囲に謝ったり、電車やバスを降りるなどの風潮があるようですが、海外ではそんなことはありません。
イタリアなどのヨーロッパでは、同じバスやトラムなどに乗っている年配者が抱っこを自ら名乗り出て積極的に赤ちゃんをあやしてくれるのです。
赤ちゃんが泣くのは当たり前というように、誰もとがめることはありません。
また、子連れで電車に乗っていても必ず席を譲ってくれます。
日本では寝たふりをされたり、子連れをアピールすること自体が批判されることもありますが、欧米では地域のみんなで子育てをするという雰囲気があり、街にも積極的に出られるのです。

産後2か月からでも社会復帰をするアメリカでは、子連れ出社や、母乳を冷凍して社内の冷蔵庫に保管しておくなどといったことも当たり前に行われています。
日本は産休制度が整っていますので、そこまですることはほとんどないですし、子連れ出社などすれば、かなりの批判を受けることでしょう。
アメリカやシンガポールなどの先進国では、多くの女性が出産後も社会復帰をするのでベビーシッターの利用が盛んです。
日本では夫の帰りが遅く、日中はほぼ一人で子供の世話をしている女性が多いです。

また、周りに頼れる親族がいなく、孤独になっている女性や子育てで精神的にも疲れ果ててしまっている女性がいる事実もあります。
欧米でも女性が働きながら大変な思いで子育てをしているのには違いはありませんが、地域や社会がその女性や子供達を見守ったり、サポートしている態勢から学べることも多いのではないでしょうか。
地域社会が介入することで、親がなかなか教えづらい性教育などの知識も成長過程でしっかり学べるメリットもあります。
法律上で他者がどこまで介入できるか、また、他者とのトラブルなどが発生することもあるのがデメリットですが、子育てを孤立させないためにも地域や周りのサポートが大切です。

性教育に対する違い

日本では、性教育は男女の性差が特に目立ってくる小学校中学年以降に始まることが多いですが、海外では5歳程度から性教育が始まるという違いがあります。
日本における性教育は、小学校では特に女性の体の変化や初潮などのことを学び、中学校になると最低限の性に関する知識を教わります。
家庭ではなかなか教えるチャンスがないといった家庭も多いのではないでしょうか。
海外では、幼稚園ぐらいのかなり早い段階で赤ちゃんはどこから来たのか、男性と女性の体の違いなどを家庭で話し始める家庭が多いです。

アメリカでは、10代の妊娠が問題視されていることもあり小学校6年生に避妊具を配るということがありました。
避妊具を配るという教育方法には、子供に性行為を助長させるなどというデメリットや避妊の大切さを考えさせるよい機会になるというメリットの両方があります。
アメリカでは、避妊を教えると同時に赤ちゃんを育てることの大変さをも授業で教えています。
紙袋を赤ちゃんに見立て、ずっと紙袋を離さずに生活しなくてはならないことで、子供達は子育ての大変さや両親への感謝を学びます。
オランダは世界の中でも10代の妊娠が低い国ですが、その背景には性に関してオープンに話し合う環境があります。
小学校1年生から性教育が始まり、単なる性行為だけでなく、愛し合うことや人間関係についてもしっかりと学び話し合っていくのです。

海外は子育てや性教育に関して日本と比較してもオープンなところがあり、日本人としても学べることが多いのではないでしょうか。
男女ともに10代の妊娠は、法律的にもトラブルになりますので、そういう事態が発生しないように家庭や学校でもっと話し合う機会が必要です。